主力市場である米国は、ハリケーンの影響による一時的な鈍化が見られたものの、労働市場の回復を背景にした個人消費の底堅い成長が持続したことに加えて、設備投資の回復も明確になり、景気の拡大が続いた。
このような環境の中で竹内製作所グループは、米国及び欧州で高まる需要を追い風に、販売網を拡充して積極的な販売活動を展開したこと等により、2017年3~11月のミニショベル、油圧ショベル及びクローラーローダーの販売台数は、前年同期に比べ増加した。
<米 国> ミニショベル、油圧ショベル及びクローラーローダーの販売台数が増加したこと等により、売上高は365億7,200万円(前年同期比11.0%増)となったが、セグメント利益は日本からの製品仕入価格の値上げの影響等により11億1,800万円(同46.6%減)となった。
<英 国> 円高でポンド建て売上が為替の影響を受けましたが、ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は88億4,300万円(前年同期比27.0%増)、セグメント利益は4億8,600万円(同66.6%増)となった。
<フランス> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は36億700万円(前年同期比31.1%増)、セグメント利益は2億7,100万円(同71.1%増)となった。
<中 国> 油圧ショベルの販売台数が減少したこと等により、売上高は1億5,900万円(前年同期比62.4%減)、セグメント利益は日本への部品の供給が増加したこと及び貸倒引当金の戻入などがあったこと等により、3億1,000万円(同103.2%増)となった。
なお、連結業績予想については、2018年10月10日発表の業績予想を据え置いている。また、業績予想における第3四半期以降の為替レートは、1米ドル=110円、1英ポンド=146円、1ユーロ=128円、1人民元=16.6円を前提としている。