ファナックは1月9日、昨年12月18日(月)の夜、モータ製造子会社ファナックサーボ(本社:三重県津市)の2棟中1棟の一部で火災が発生、18,805m²のうち約1,500m²が焼失したと発表した。出火原因は現在調査中。発表によると、人的被害は無く、建屋にも致命的な影響はなかった。
火災により、ビルトインスピンドルモータ、リニアモータ、DDモータ、高圧サーボモータ、高圧スピンドルモータ、DCモータ等の旧機種モータ生産に影響が出る見込みだが、本社工場(山梨県忍野村)で量産している標準的なサーボモータ、スピンドルモータについては、生産に影響はないという。
ファナックでは、「近隣の皆さまをはじめ、お客さま、関係機関にご心配、ご迷惑をお掛けしていること、心からお詫び申し上げます」としている。
現在、ファナックではグループが一丸となって、全力で復旧に努めており、1月8日(月)から順次生産を再開しつつある。DCモータ等の旧機種モータについては、生産の再開に時間を要する見込みだが、鋭意復旧に努めていく。同社では、今回の火災によるモータの納期遅れを最小限とするため、今後も迅速な復旧を目指していく。なお、業績等への影響は適時開示の基準には至らない見通し。
<ファナックサーボ株式会社>
所在地:三重県津市8500-2
資本金:450百万円(ファナック100%)
社員数:110名