●年頭所感2018 キャタピラージャパン合同会社 ハリー・コブラック代表執行役員
新年あけましておめでとうございます。
さて、今年の国内マーケットは、2017年の駆け込み需要の反動により、減少になると見込んでいる。ここ数年来、段階的に続いてきた排ガス規制の強化に伴うモデルチェンジは一段落するが、それらのモデルチェンジでは排ガス規制への対応だけでなく、製品の基本性能を大きく改良しており、より多くのお客様に実感して頂けるよう日本キャタピラーをはじめとするディーラ社員を併せた約5,000名の体制でサポートしていく。
2017年10月から弊社の主力である320クラスの新製品(オフロード法2014年基準適合)を発売した。新製品は現場に役立つテクノロジを結集した「次世代油圧ショベル」となっており、Cat 320 油圧ショベルおよび Cat 323 油圧ショベルには2Dマシンコントロールを標準装備している。ペイロード・アシスト等のテクノロジを活用することで、最大、45%の作業効率向上、25%の燃費向上、15%のメンテナンスコスト低減、事故0の安全性など、あらゆる面で従来モデルを超越した次世代の油圧ショベルとなっている。
お客様が製品を使うにあたって、国土交通省i-Constructionはもちろんのこと、秋に発表した新製品に標準搭載されているトラックへの積載重量を計測できる機能や、作業現場安全を高めるモニターやアラーム、メンテナンス計画を容易にする機能なども含め、2018年も、製品(オンボード)とその周辺(オフボード)を含めた総合的なソリューションをお客様にご提供していきたい。
キャタピラーの持つ総合的なオファリングを組み合わせ、お客様のそれぞれのご要望・現場のニーズにあったご提案をし、「お客様がよりよい世界を築く」ためのサポートを今後とも継続していきたい。また、良き企業市民として、持続可能な社会の発展に向けて、諸活動に取り組んでいく。
以上