国際協力銀行(JBIC)は12月28日、計測技研(本社:兵庫県尼崎市、橋村義人社長)との間で、融資金額140千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を27日に締結したと発表した。融資は、伊予銀行との協調融資によるもの。
今回の融資は、計測技研の子会社であるミャンマー法人KEISOKU GIKEN MYANMAR CO., LTD.以下KGM)が行う測量・計測事業を行うために必要な資金を、計測技研に対して融資するもの。
計測技研は、1991年の設立以来、建築物に対する測量・計測・解析及びコンサルティング事業を手掛ける中小企業で、日系企業の進出が加速しているミャンマーへ2014年に進出した。日系企業による工場や事務所等の建設が増加しているミャンマーにおいて、測量・計測業務に対する受注拡大が見込まれることから、計測技研は、KGMの測量設備増強による、更なる事業拡大を企図している。融資は、こうした計測技研の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ミャンマー等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。