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三菱製鋼、インドネシアの特殊鋼棒鋼・ばね平鋼メーカーを子会社化

■自動車・建設機械の現地調達化ニーズへの対応を強化

 三菱製鋼は12月27日、持分法適用関連会社である PT.JATIM TAMAN STEEL MFG.(本社:東ジャワ)の株式を取得し、子会社化すると発表した。

 三菱製鋼は、特殊鋼鋼材事業の海外展開を目的として、2014年よりインドネシアのPT.JATIM TAMAN STEEL MFG.にマイノリティ出資し、合弁事業を開始した。以降、三菱製鋼の技術支援により圧延・精整設備の導入を進め、2016年よりばね平鋼、2017年9月より丸鋼の販売を開始している。2018年より生産・販売ともに本格化し、大幅な損益改善を見込んでいる。

 インドネシアにおける鋼材事業については、鋼材の販売に加え、板ばねの素材から加工・製造までの一貫生産など、アセアン戦略の中核事業と位置付けている。さらなる品質・コスト競争力の向上を図るため、持分法適用関連会社である同社の株式を追加取得し、三菱製鋼の連結子会社化することを決議した。

 今後、三菱製鋼から社長を派遣する等リソースを投入することで経営のスピードを速め、インドネシア唯一の特殊鋼一貫メーカーとして、自動車・建設機械等の主要顧客の現地調達化ニーズへの対応を強化していく。

 ニュースリリース

 

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