スウェーデンのAtlas Copco(アトラス・コプコ、本社:ストックホルム)は12月22日、コンクリートおよび圧縮事業をHusqvarna Groupの建設部門に売却することに合意したと発表した。
同事業の売上高は2016年に約5,700万ユーロ(MSEK 570:約77億円)。合計で約200人の従業員がHusqvarna Groupに加わる。計画された事業売却により、Atlas Copcoの電力技術事業部門は、空気、電力、および流動の主要技術にさらに集中することができる。
Atlas Copcoの事業領域Power Techniqueの社長であるAndrew Walker(アンドリューウォーカー)は次のように述べている。「建設業界へのコミットメントはこれまでどおり強く残っています。これにより、より合理化された製品ポートフォリオが構築され、顧客のさらなるイノベーションと生産性を高めるために、 Husqvarna Construction社は、具体的かつコンパクトな事業をさらに発展させる良い家になると信じています。」
製品には、プレートコンパクター、タンデムローラー、コンクリート振動子などのコンクリートと圧縮の完全な範囲が含まれている。この取引には、ブルガリアのルーズにある生産拠点とインドのNashik(ナシク)にある生産資産が含まれており、世界中の販売およびサービス業務が行われている。
取引価格はAtlas Copcoの時価総額に重要なものではなく、開示されていない。この売却は規制当局の承認を条件としており、2018年の第1四半期中に完了する予定。
■Atlas Copcoについて
Atlas Copcoは、持続可能な生産性ソリューションの世界的なプロバイダー。グループは、革新的な圧縮機、真空ソリューションおよび空気処理システム、建設および鉱山機器、電動工具および組立システムを顧客に提供している。Atlas Copcoは、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学に焦点を当てた製品とサービスを開発している。
同社は1873年に設立され、スウェーデンのストックホルムに拠点を置き、世界180カ国以上に展開している。Atlas Copcoは2016年にBSEK 101(約110億ユーロ:約1兆4,600億円)と約45,000人の従業員の収入を得た。