国際協力銀行(JBIC)、汎建製作所(奈良県)がインドネシアで実施する建設機械用タンク事業を支援
国際協力銀行(JBIC)は12月22日、㈱汎建製作所(本社:奈良県、松田伸生社長)のインドネシア法人PT HANKEN INDONESIA(以下HKI、所在地:ジャカルタ近郊)に対する融資を行う北國銀行との間で、同融資を対象とする保証契約(保証対象元本合計:800千米ドル)を締結したと発表した。
今回の契約は、HKIがインドネシアの西ジャワ州において実施する、建設機械用タンクの製造・販売事業に必要な資金を民間金融機関からのクロスボーダーローンにより借り入れることを保証により支援するもの。
汎建製作所は、1957年の設立以来、建設機械用タンクの製造・販売を手掛ける中小企業で、1995年にHKIを設立した。インドネシア及び周辺東南アジア諸国の経済成長等を背景に、建設機械の需要拡大が見込まれる中、汎建製作所はHKIを通じた海外生産拡大を企図している。今回の保証は、こうした汎建製作所の海外事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした民間金融機関による融資への保証供与を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、インドネシア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を、金融面から支援していく。
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