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東芝、東芝メモリの新製造拠点立ち上げで約70億円を先行投資、新会社設立で新建屋を建設

 東芝1221日、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASHTM」の生産拡大を目的に、子会社である東芝メモリ(TMCの新拠点を岩手県北上市に設けることを決定しているが、この製造拠点の立上げに向け、2017年度中に一部先行投資を実施し、北上市内に新会社を設立することを決定したと発表した。

 TMCは、3次元フラッシュメモリが、エンタープライズ用サーバやデータセンタ向けを中心に、今後も需要拡大が見込まれるため、将来の需要拡大に継続的に対応するために、建設中の四日市工場第6製造棟(建屋全体の竣工は2018年末を予定)に加え、岩手県北上市に新製造棟を建設する計画。

 TMC2017年度中の先行投資として、岩手県北上市において新製造棟の建設予定地となる土地を取得し、造成工事に2018年2月から着手する予定。新製造棟に関するこれら2017年度中の投資額は一部建設材料の先行手配含めて70億円を見込んでいる。

 新規拠点への今後の設備投資全体計画については、今後市場動向を踏まえながら、建設時期、生産能力、生産設備など詳細を詰めながら、決定していく予定。また、TMCは、製造拠点の立上げ及びその運営のために、岩手県北上市に新会社を設立する。

<新会社の概要>

名称:東芝メモリ岩手株式会社

所在地:岩手県北上市北工業団地6番6号

代表取締役社長:米倉明道

事業内容:フラッシュメモリの製造

資本金:1,000万円

設立年月日:2017年12月25日(現在)

大株主:TMC100%出資

 今後の見通し:今回の投資は、11月9日付「メモリ事業への2017年度設備投資計画の増額について」で公表した2017年度のストレージ&デバイスソリューション向け設備投資額(発注ベース)6,000億円の枠内で充当する予定であり、東芝が同じく同日に公表した2017年度業績見込みに織り込み済み。

 また、TMCは、12月13日付「ウエスタンデジタル社とのメモリ事業に関する和解について」で公表のとおり、岩手の新製造棟への米国ウエスタンデジタル社の参画に関する最終契約について、協議していく予定。

 ニュースリリース

 

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