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古河電工、メキシコに情報通信向けソリューション製品の製造拠点を新設

■北米拠点が提供する高付加価値品を補完

 古河電気工業は12月13日、グループ会社のFurukawa Electric LatAm S.A.(ブラジル連邦共和国パラナ州、以下FEL社)を通じて、情報通信市場向けの各種ソリューション製品の製造拠点をメキシコに新設、12月8日に開所式を開催したと発表した。(国内・海外拠点

 新拠点は、メキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州の州都メヒカリ市に立地し、光ファイバケーブルとコード、付属品などを製造し、グループの米国拠点OFS(アメリカ合衆国ジョージア州)が提供する高付加価値製品を補完する機能を有する。

 古河電気工業執行役員常務 兼 FEL社社長のFoad Shaikhzadeh(ホアジ・シャイクザデー)氏は、「今回の新拠点設立によって、情報通信市場向けソリューション製品における古河電気工業グループのプレゼンスをさらに強化します。」と表明した。また、「新拠点は地理的に米国に近く、物流面での利点があります。その上、太平洋に近い立地は他の大陸への輸出にきわめて有利です。技術研究施設や質の高い労働力が利用しやすい環境でもあります。」と利点をあげている。

 北南米での情報通信市場の需要に対応するため、古河電気工業はすでに米国のほかにブラジルとアルゼンチン、コロンビアに生産拠点を設立している。古河電気工業グループは、1997年にメヒカリ市で自動車部品を製造するFurukawa Automotive Mexicoを設立しており、Foad Shaikhzadehは「メヒカリ市で二つ目の拠点開設は、この地域の経済、社会、技術の発展に向けた投資を促進するでしょう」と述べている。

<新会社概要>

社名:Furukawa Electric Industrial Mexico(FEIM)

社長:Foad Shaikhzadeh(古河電気工業執行役員常務)

資本金:100 千米ドル(古河電気工業グループ100%)

操業開始:2017年12月8日

 ニュースリリース

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