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テルモ、約300億円投じてテルモ山口に新棟建設、カテーテルの生産体制強化

 テルモ(本社:東京都渋谷区)は12月13日、子会社のテルモ山口(本社:山口県山口市)の本社工場にカテーテル関連製品を生産する新棟を建設すると発表した。竣工は2019年度を予定。新棟建設と生産設備導入に関する投資金額は約300億円で、今後、新たに700人を採用する予定。

 テルモ山口は、カテーテル手術で血管内の道筋を確保するガイドワイヤーと呼ばれる製品を生産している。今回、3号棟として新たな生産棟の建設を計画、生産するガイドワイヤーの品目数を増やすとともに、増産することを決めた。延床面積は現在ガイドワイヤーを生産する1号棟の約3倍である5万㎡。

 テルモは、中長期成長戦略を実行するうえでのポイントの一つとして「グローバル・オペレーションの強化」を掲げ、生産能力増強やグローバル生産の最適化などを進めている。特にカテーテル事業は、テルモ全体の売上の約4割を占め、全社成長を牽引している。今回の新棟建設により、世界的に市場が拡大する血管内治療市場における事業成長を支える。テルモは今後も日本発のグローバル企業として、製品・供給・サービスの質を高めたトータルクオリティーを提供し、世界の医療現場から信頼されるトップブランドを目指していく。

<新棟(3号棟)概要>

生産品目:カテーテル関連製品

投資金額:約300億円(生産設備含む)

延床面積:約50,000㎡

構造:鉄骨造5階建

スケジュール:2018年6月着工、2019年10月竣工、2021年4月稼働

<テルモ山口株式会社概要>

会社名:テルモ山口株式会社

代表者:代表取締役社長 坂口 至(テルモ株式会社 執行役員)

所在地:山口県山口市佐山3番22(山口テクノパーク)

設立:2011年12月

資本金:195百万円

社員数:393名(2017年12月現在)

生産品目:カテーテル関連製品、ドラッグ&デバイス(D&D)製品(※)

敷地面積:約96,000㎡

生産棟延床面積:1号棟(カテーテル)約15,000㎡、2号棟(D&D棟)約21,400㎡

 上記会社概要は、テルモ山口株式会社100%子会社のテルモ山口D&D株式会社を含む。

 ※薬剤充填済み注射器など医薬品と医療機器を組み合わせた製品

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