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プライメタルズテクノロジーズ、JFEスチール西日本製鉄所の第3焼結設備更新契約を受注

■新設の焼結プラントの年間生産能力は480万トン

 プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologies、以下PT社)は12月12日、JFEスチールより、西日本製鉄所(福山地区)に新たな焼結設備を納入する契約を受注したと発表した。この契約には、年間生産能力480万トンの焼結設備、焼結クーラー、成品搬送システムが含まれ、新設設備は既存の第3焼結設備を解体後同じ場所に建設する予定であり、最新技術の排ガス再循環システムにより環境への影響が低減される。新設プラントは、2019年度第4四半期に稼働開始の予定。

 新設される焼結設備の焼結面積は387㎡になる。PT社は、焼結設備、焼結クーラー、成品搬送システムを供給するほか、エンジニアリングと現地での据え付け指導業務も担当する。新設の焼結設備では、最新の排ガス再循環技術が投入され、焼結工程時の環境への影響が低減される。また今回のプロジェクトでは、JFEスチールの要求に沿って、水冷式スター・クラッシャーなど最新の設計と仕様が採用される。今回のプロジェクトでは、焼結プラントソリューションに対するPT社の高水準な技術力と同分野での国際的な実績がJFEスチールから評価を受け、受注につながった。

 2003年に設立されたJFEスチールは東京に本店を構え、従業員44,000人以上を擁し、国内7ヵ所で製鉄所を操業している。同社は鉄鋼製品の製造・販売を手掛け、薄鋼板、厚中鋼板、形鋼、電磁鋼、鋼管、チューブ鋼、ステンレス製品、棒鋼、線材、鉄粉を扱っており、一部のチタン製品も提供している。

 ■Primetals Technologies, Limitedについて

 本社を英国、ロンドンに置き、金属鉄鋼産業にとって、エンジニアリングやプラント建設全般の、世界的リーダーかつライフサイクル・パートナー。同社は電機、オートメーション及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供する。鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野部門にも最新の圧延ソリューションを届ける。

 同社は三菱重工グループで、㈱日立製作所、並びに㈱IHIが資本参加している三菱日立製鉄機械と、シーメンス・グループのシーメンスVAIメタルズテクノロジーズ社の統合により発足した。出資比率は三菱日立製鉄機械が51%、シーメンスが49%。従業員数は全世界で約7,000人。

 ニュースリリース

 

 

 

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