JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は12月11日、100%子会社であるJFE環境(本社:神奈川県横浜市)が、12月7日に同社西日本本部(広島県福山市)において、新たにリサイクルプラスチックパレット製造工場を稼動させたと発表した。
物流の荷役台として使用されるパレットはこれまで木製が主流だったが、害虫対策や耐久性などの観点から、プラスチック製の需要が拡大している。JFE環境のリサイクルプラスチックパレットは、ハニカム構造(※)を採用することにより、従来品と比較し約50%軽量であるにも関わらず同等の強度を有している。
また無臭で衛生的な製品であるため、食品や化学品の荷役等幅広い分野での使用が可能。さらに、100%リサイクルプラスチックを原料としているため、バージンプラスチックを原料とするパレットと比較して安価で、地球環境に配慮した製品。JFE環境はこれらの特長を強みに年間40万枚を生産する予定。
JFE環境は、プラスチックリサイクル、蛍光灯リサイクル、ペットボトルリサイクル、最新鋭の焼却炉によるサーマルリサイクルなどを中心にJFEグループの総合リサイクルカンパニーとして事業を展開している。今後も、多様な業種の顧客のニーズに応えるとともに、資源循環型社会づくりに貢献していく。
※正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造。特許取得済。
<工場の概要>
所在地:広島県福山市箕沖町115番1
建設費:6億5,000万円
工場建屋面積:1,200㎡
製造能力:40万枚/年
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