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東邦ガスと三菱重工エンジン&ターボチャージャ、450kWガスコージェネレーションシステムの初期負荷投入率向上仕様を開発

■停電時の電源供給能力向上により、BCP運用時の対応力を更に強化

 東邦ガス三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET、本社:神奈川県相模原市)は12月11日、発電出力450kWのガスエンジンコージェネレーションシステムにおいて、新たに初期負荷投入率を従来機よりも向上させた仕様を共同で開発、15日より販売を開始すると発表した。

 同製品は、エンジンの周波数制御及び発電機の電圧制御を高度化することで、定格負荷時の高発電効率(出力400kW級ガスコージェネで世界最高クラスの42.0%)を確保しつつ、ガスコージェネ起動時の初期負荷投入量において、400kW級高効率ガスエンジンでトップクラスの180kWを達成した。(定格負荷の40%。従来機の135kWから約33%の能力向上)。これにより、停電発生時の初期電源供給能力が向上し、従来機と比較してBCP(注1)運用時の対応力が一層強化された仕様となっている。

 東邦ガスとMHIETは、同製品を病院や商業施設、オフィスビル、工場などに提案し、エネルギー利用効率が優れたシステムとして、ガスコージェネの更なる普及促進を図り、BCP、省エネルギー、環境への貢献に積極的に取り組んでいく。

(注1)災害等で事業活動が中断した場合でも、早期に重要機能を復旧させるために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画。

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