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日本政策投資銀行(DJB)、市原バイオマス発電に約178億円のプロジェクトファイナンス

 日本政策投資銀行は12月8日、市原バイオマス発電(本社:千葉県千葉市)に対し、千葉銀行と共同でプロジェクトファイナンスを組成したと発表した。融資総額は約178億円。

 市原バイオマスは、千葉県市原市でのバイオマス発電事業を目的として、伊藤忠商事大阪ガスおよび三井造船の共同出資により設立された合弁会社。事業は、バイオマス燃料による発電出力約50MWの発電所を建設・運営するもの。燃料の全量を木質バイオマス(パーム椰子殻、木質ペレット)で賄うものであり、わが国における再生可能エネルギーの普及拡大に資する社会的意義の高い事業といえる。

 今回のファイナンスでは、DBJがリードアレンジャー、千葉銀行がコ・アレンジャーとなり、シンジケート団は2行のほか、千葉銀行が「TSUBASA金融システム高度化アライアンス(※)」で連携する地方銀行5行となっている。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、良質な運用機会のアレンジを通じ、市場の活性化に積極的に貢献していく。

(※)フィンテックをはじめ先進的なIT技術を調査・研究するために発足した枠組みで、現在、千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行の6行が加盟している。

<市原バイオマス・事業概要>

会社名:市原バイオマス発電株式会社

本店所在地:千葉県千葉市美浜区中瀬二丁目6番地1

設立日:2017年9月13日

出資比率 伊藤忠商事 39%、大阪ガス 39%、三井造船 22%

事業内容:電気等供給事業

建設予定地:千葉県市原市八幡海岸通1番地

発電容量:49.9MW

燃料:パーム椰子殻、木質ペレット

今後の予定:2018(平成30)年5月  建設工事着工、2020(平成32)年10月 商業運転開始

<ファイナンスの概要>

リードアレンジャー:DBJ

コ・アレンジャー:千葉銀行

エージェント:千葉銀行およびDBJ

契約日:2017(平成29)年12月8日(金)

融資総額:約178億円

資金使途:バイオマス発電所建設資金他

貸付形態:コミットメント期間付タームローン

貸付人:千葉銀行、伊予銀行、第四銀行、中国銀行、東邦銀行、北洋銀行、DBJ

 ニュースリリース

 

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