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荏原、ベトナム・ダナン市水道公社の浄水場に高効率省エネ型ポンプ9台を納入

 ㈱荏原製作所は12月7日、ベトナムのグループ会社Ebara Vietnam Pump Company Limited(以下:EVPC、本社:ハイズオン)が、ダナン市水道公社の浄水場に高効率省エネ型ポンプ9台(取水ポンプ3台と配水ポンプ6台)を納入したと発表した。同案件でEVPC製ポンプが採用された理由は、ポンプの性能面(高効率であること)だけでなく、計画からアフターまで一貫して請け負ってきた長年の実績が評価されたとしている。

 案件は、浄水場内の既存ポンプを高効率ポンプに更新する事業で、横浜市Y-PORT事業(※1)におけるダナン市との都市間協力の第1号事業。また、日本の環境省が実施する「平成29年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」(※2)に認定されている。同ポンプの納入により、年間で従来比約200万kWhの電力消費量削減(温室効果ガスでは1.145ton-Co2の削減)が見込まれる。

 荏原は、20年以上前からベトナムに拠点を構えており、同国で農業・かんがい事業をはじめ上下水道・洪水対策向けなどに1,000台以上のポンプを納入している。今回納入したポンプは、昨年5月にオープンしたEVPC新工場で製作した。新工場では、大型のポンプや多様なスペックのポンプの生産に加え、鋳物生産からポンプの組み立て試験までを一貫して行う生産体制を構築している。

 荏原グループは、今後も製品やサービスによるソリューションの提供を通して、温室効果ガス削減など地球環境の持続可能性確保に貢献していく。

 ※1 横浜市により2011年1月にスタートした、新興国等の都市課題解決の支援と企業の海外展開支援を目的とする「横浜の資源・技術を活用した公民連携による国際技術協力事業」。

 ※2 途上国において優れた低炭素技術を活用して温室効果ガスを削減するとともに、日本の貢献に応じて二国間クレジットの獲得を目的として、日本の環境省により事業者に対して設備投資費用の補助を行う取り組み。

 ニュースリリース

 

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