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キャタピラージャパン、高所解体仕様油圧ショベルを発売

 キャタピラージャパン(本社:東京都世田谷区)は12月4日、建物の解体工事で活躍する油圧ショベルCat 340F 高所解体仕様を11月1日より発売を開始したと発表した。オフロード法 2014年基準をクリアする環境性能を備えた解体仕様の油圧ショベルで、超ロング解体仕様と2ピースブーム仕様の2つの仕様を用意している。

 36tクラスの油圧ショベルをベースとして開発したこれらのマシンは、チルトキャブの採用、車両転倒防止警告機能、リアビューカメラ・サイドカメラの標準装備など、生産性だけではなく、パフォーマンスや安全性も向上している。

<主な特長>

(1)超ロング解体フロント仕様 の主な特長

 [1] 3段折れ超ロング解体フロントにより約22m(アーム先端ピン)の作業高さを確保。7~8階の建物の解体が可能。

 [2] スタブブーム部にフック式ジョイントと油圧駆動ピンを採用しており、超ロング解体フロントから掘削フロントへの換装が容易に行うことができる。専用のフロント置台を使用することで、作業者2人でも15~30分でフロントの換装作業を完了させることも可能。これにより、上物解体作業から解体ガラ積込等のバケット作業にスムーズに移行でき、現場に複数のマシンを用意する必要がない。

 [3] キャブは最大30度チルトし、高所作業時の上方作業視界が向上。楽な運転姿勢を確保できる。

 [4] 高い安定性を有する油圧拡幅式ロングクローラ足回り仕様が用意されており、専用リンケージを採用して従来よりも大型の大割機装着が可能となり、最大重量3.1tまでのアタッチメント装着に対応できる。

(2)2ピースブーム仕様の主な仕様

 [1] 最大作業高さ約12m(アーム先端ピン)、3~4階の建物解体が可能。

 [2] 低層解体、基礎解体、バケット作業に対応する優れた汎用性を有している。

 [3] 上付き2ピースブームシリンダにより、掘削時もシリンダが伸びず、大塊の横持ちでも接触が気にならない、手前堀作業にも優れており、パワーの要る基礎解体作業もラクラクこなせるなど、高い作業効率を発揮する。

 [4] キャブは最大30度チルトし、高所作業時の作業視界が向上。楽な運転姿勢を確保できる。

 

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