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六甲バター、約236億円投じて神戸市西区に新工場、2019年3月から生産開始

 六甲バターは11月30日、基幹工場である稲美工場(兵庫県加古郡稲美町国岡260-1)に替わる新しい基幹工場を神戸市西区に建設すると発表した。約5万1,000㎡の敷地に延床面積約4万7,000㎡の新工場を建設する。2017年11月着工、2019年3月から生産を開始する。投資額は土地取得費を除き約236億円。

 六甲バターは現在、生産拠点として稲美工場、長野工場(長野県佐久市)の2カ所を保有しているが、近年堅調に推移するプロセスチーズ市場への対応によって、現有2工場の生産が逼迫している状況であり、早急な生産能力の増強が課題となっている。また、基幹工場である稲美工場については、初期に建設した建屋が約50 年を経過していることもあり、建屋と設備の老朽化、およびレイアウトの非効率化が課題となっている。これらの課題を解決するため、新工場の建設に踏み切った。

 新工場では生産ラインの最適配置と最新生産設備導入、情報の集中管理と高水準の品質管理体制、工場内物流のオートメーション化により、生産能力、品質管理、効率性の飛躍的な向上に取り組んでいく。また新工場の特徴としては、新製品開発、研究を行う技術開発研究所の併設、建屋内の増設スペースに加えて将来の拡張増築にも対応できる建屋設計、環境に配慮した省エネ建屋構造のほか、工場見学施設を整備し、地域の顧客に安全安心の製品作りを見てもらえる工場となる予定。

 なお稲美工場の生産ライン、および技術開発研究所は新工場へ移転する予定だが、一部の生産ラインについては稲美工場で継続して稼働する予定。

<新工場の概要>

名称:六甲バター株式会社 神戸工場

所在地:神戸市西区見津が丘6 丁目7 番1(神戸テクノ・ロジスティックパーク内)

敷地面積:51,540.94 ㎡

延床面積:47,394 ㎡

投資額:約236 億円(土地除く建物・設備)

生産能力:約40,000 トン/年

従業員数:約500 人(予定)

資金計画:自己資金および借入金より充当(予定)

生産品目:プロセスチーズなど

設計・施工:清水建設株式会社

着工:2017年11 月

生産開始予定:2019年3 月

移転完了予定:2020年5 月

 ニュースリリース

 

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