日立造船は11月22日、新潟県上越市(村山秀幸市長)向けの上越市クリーンセンターが完成、運営業務を開始したと発表した。
この案件は、新潟県上越市が所有する旧第1クリーンセンター(ストーカ式焼却炉、運転開始:1988年12月)および旧第2クリーンセンター(ストーカ式焼却炉、運転開始:1995年4月)の老朽化による新施設の建設を計画し、2014年に日立造船グループがDBO方式で新施設の設計・建設および完成後の運営業務を一括で約194億円で請け負った。
新施設は、一般廃棄物等を安定的かつ経済的に焼却処理するとともに、焼却時の熱エネルギーを利用して発電することにより、循環型社会を構築するための廃棄物処理システムの中核を担う施設となっている。完成後は日立造船グループの特別目的会社(SPC)である上越環境テクノロジー㈱が2038年の3月までの20年6カ月間、運営業務を担う。
<概 要>
発注者:新潟県上越市(村山 秀幸市長)
事業名:上越市廃棄物処理施設整備及び運営事業
契約金額:19,367,538,000円(税抜き)
施設名称:上越市クリーンセンター
施設規模:ストーカ炉(170t /日=85t /日×2炉)、発電出力6,290kW
所在地:新潟県上越市大字東中島地内