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日立建機カミーノ、締固め機械に採用の「後方ガードセンサ」技術がNETISに登録

 日立建機は11月21日、連結子会社の㈱日立建機カミーノ(本社:山形県東根市)が製造するタイヤローラやマカダムローラなどの締固め機械に採用している「後方ガードセンサ」の技術が、このほど、国土交通省の新技術情報提供システム NETIS(*1)に、事後評価未実施技術(*2)として新たに登録されたと発表した。

 今回新たにNETIS登録された「後方ガードセンサ」技術は、赤外線式センサによる障害物検知を行い、運転者や周囲の作業者に対し障害物の接近を警報音と回転灯で警報することで、安全性の向上に貢献する技術。

 NETISは、公共事業等に関するさまざまな課題を解決し、同時に優れた技術を持つ企業を支援し、さらなる新技術開発を促進するために国土交通省が推進しているシステム。新技術は、登録後、全国の地方整備局や工事事務所で情報が共有され、優れた技術に関しては、各公団や地方自治体が行う公共事業全般に積極的に利用される。

 NETIS登録された新技術を活用することで、顧客は、総合評価落札方式や工事成績評定における加点の可能性が高まる。

 日立建機グループでは、これまでも現場の安全性向上に取り組んでおり、2017年1月には、人と障害物を判別し、オペレーターに警報で知らせる視認支援装置「ブラクステール」の販売およびレンタルを開始している。

 日立建機は、今後も、顧客の課題を解決するソリューション「Reliable solutions」を顧客と協創し、顧客の課題である「安全性向上」、「生産性向上」や「ライフサイクルコスト低減」の解決に貢献していく。

 *1 NETIS:国土交通省による「新技術情報提供システム」(New Technology Information System)のこと。公共工事等向けの新技術の活用や、情報共有および提供を目的とする全国的なデータベースシステム。

 *2 事後評価未実施技術:NETISのうち、国土交通省直轄工事等にて活用された後の「試行実証評価」および「活用効果評価」が実施されていない技術。「試行実証評価」および「活用効果評価」の実施を経て、「推奨技術」や「優良技術」などに分類される。

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