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ジェイテクト、立形散水ポンプ用アンギュラ玉軸受の開発完了

■潤滑油の汲み上げ性能向上でポンプの信頼性向上貢献

 ㈱ジェイテクトは11月14日、センターピボット方式を採用する大規模農場の立形散水ポンプに使用される「アンギュラ玉軸受」を開発したと発表した。潤滑油の汲み上げ性能を向上させ、軸受内部の潤滑状態を良好に保つことで早期損傷を防止し、ポンプの信頼性向上に貢献する。10月から亀山工場で量産を開始しており、国内外の散水ポンプメーカー向けに販売、年間4億円の売上高を目指す。

 センターピボット方式を採用する大規模農場では、散水用地下水を汲み上げるためにポンプが使用される。その駆動部に使用される軸受は立軸で多列配置され、下部に配置された軸受のみが潤滑油に浸かった状態になる。上部の軸受には潤滑油が行き届いていないため、上部軸受が潤滑不足により損傷する事例があった。今回、保持器の形状を見直し、上部の軸受まで迅速に潤滑油を汲み上げ、潤滑状態を良好に保つことができる軸受を開発したもの。

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