■資源産業18%増、建設産業は20%増
米キャタピラー(Caterpillar Inc. 、本社:イリノイ州Deerfield)が毎月発表している機械の小売統計によると、2017年10月の全世界小売統計は前年同月比19%増となった。アジア/パシフィックは46%増、EAME(欧州・アフリカ・中東)は19%増、中南米24%増、北米7%増となった。7月には2012年11月以来4地域すべてがプラスとなり、8月、9月、10月と4カ月連続で4地域がプラスとなった。
資源作業(マイニング)は全世界で18%増となり、4カ月続けて増加した。うちアジア・パシフィック5%増、EAME65%増、中南米4%増、北米は2%減少した。直近4カ月では、EAMEの回復が目立つ。
一方、建設産業(一般建機)は、9カ月連続で増加、うち6カ月は2ケタ増。10月も4地域いずれも増加した。アジア/パシフィックは58%増、中南米が35%増となり、全世界20%増を牽引した。EAMEは7%増、北米は10%増だった。
エネルギー&輸送については、アップダウンを繰り返し7月と8月はダウンしていたが、9月は産業用が29%増、全分野では5%増だったが、10月は全分野プラスでトータルでは23%増となった。