㈱北川鉄工所と日鉄住金物産は11月16日、合弁で設立したメキシコの関連会社 KITAGAWA MEXICO, S.A.DE C.V.（以下K-MEX）において、自動車部品用等の鋳造工場の増設および新ラインの設備設置が完了し、火入れ式を10月24日に行ったと発表した。
K-MEXは、2012年の設立以来、生産納入は順調に推移している。昨年7月より工場増設に着手し、今年8月に完工、生産設備を設置し、火入れ式を行った。今後、稼働テストを行い2018年度中に量産を開始する予定。
現在、K-MEXの鋳造製品の生産能力は、最大700トン/月だが、新ライン導入により倍の1,400トン/月まで伸びる見通し。
新ラインの設置により、現行ラインとの代替やラインごとの製品形状や材質の使い分けができるため、更なる顧客要望への柔軟な対応、品質管理の強化および安定供給能力の向上が可能となる。
＜会社概要＞
社名：KITAGAWA MEXICO, S.A.DE C.V.
所在地：メキシコ合衆国 アグアスカリエンテス州 PILA 工業団地
敷地面積：86,343㎡
工場延床面積：(増床後)32,165 ㎡
代表者：松葉 範仁
事業内容：自動車部品用等の鋳鉄鋳物の製造および加工
株主：㈱北川鉄工所 75％、日鉄住金物産 25%