川崎重工業は11月16日、㈱シンキ、(有)滋賀総業、大五産業、(有)滋賀環境センター、草津環境管理サービス企業組合との6社で構成される特別目的会社「グリーンパーク草津株式会社」の代表として、草津市より「草津市新クリーンセンター運転管理等業務」を約86億円で受注したと発表した。
草津市新クリーンセンターは、ごみ焼却施設127t/日、リサイクル施設22.8t/日の処理能力を持ち、また高効率発電(最大発電量3,100kW)により、施設内の電力を賄うとともに余剰電力の売電を行う。現在、川崎重工が施設の設計・建設を進めており、竣工後(2018年3月予定)は、グリーンパーク草津が2033年3月までの15年間にわたって施設の安定的な運営を担う。
川崎重工は、施設の設計・建設と運転管理等業務による総合的なサービスを通じて、草津市が掲げる「安全で安定した施設」「経済性・効率性を考慮した施設」「環境に配慮した施設」の実現を目指すとともに、草津市の循環型社会の構築・推進に寄与していく。
<草津市新クリーンセンター運転管理等業務の概要>
受注者:グリーンパーク草津㈱〔川崎重工業㈱・㈱シンキ・(有)滋賀総業・㈱大五産業・(有)滋賀環境センター・草津環境管理サービス企業組合〕
事業場所:滋賀県草津市馬場町1200番25
運営期間:2018年3月16日~2033年3月15日(15年間)
契約金額:86億4,076万円(税込)
<設備概要>
ごみ焼却施設:ストーカ式焼却炉 127t/日(63.5t/24h×2炉)
リサイクル施設:処理量 22.8t/日(びん、粗大ごみ、破砕ごみ、プラスチック製容器、ペットボトル、陶器・ガラス)
余熱利用設備:蒸気タービン発電機 3,100kW×1基