日本産業機械工業会が11月13日に発表した2017年9月の受注高は5,815億7,000万円、前年同月比119.9%となった。内需は、4,122億1,800万円で前年同月比129.5%、外需は、1,693億5,200万円前年同月比101.7%、プラントは4件、489億8,300万円で前年同月比131.1%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比123.0%、非製造業向けは同163.1%、官公需向けは同98.1%、代理店向けは同102.7%であった。増加した機種は、ボイラ・原動機(220.7%)、鉱山機械(107.4%)、化学機械(113.0%)、圧縮機(119.9%)、金属加工機械(160.1%)、その他機械(114.7%)の6機種であり、減少した機種は、タンク(93.8%)、プラスチック加工機械(98.6%)、ポンプ(88.5%)、送風機(86.5%)、運搬機械(53.1%)、変速機(83.0%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需のうち、増加した機種は、化学機械(129.2%)、プラスチック加工機械(224.5%)、ポンプ(109.9%)、運搬機械(108.9%)、変速機(129.9%)、金属加工機械(118.3%)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(46.3%)、鉱山機械(95.4%)、タンク(90.2%)、圧縮機(78.3%)、送風機(73.5%)、その他機械(85.9%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
<機種別の動向>
(1)ボイラ・原動機:電力の増加により前年同月比159.1%となった。
(2)鉱山機械:窯業土石の増加により同105.2%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む):化学、外需の増加により同119.4%となった。
(4)タンク:電力、官公需の減少により同92.5%となった。
(5)プラスチック加工機械:外需の増加により同160.6%となった。
(6)ポンプ:官公需の減少により同91.9%となった。
(7)圧縮機:外需の減少により同98.3%となった。
(8)送風機:官公需の減少により同85.4%となった。
(9)運搬機械:卸売・小売の減少により同68.5%となった。
(10)変速機:その他製造業、建設の減少により同89.6%となった。
(11)金属加工機械:鉄鋼、外需の増加により同139.5%となった。