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コマツ、「i-Construction」対応のICT油圧ショベル「PC78USi-10」発売

 コマツは11月14日、最新技術を随所に織り込み、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」(※1)2014年基準に適合したICT油圧ショベル「PC78USi-10」(機械質量:7.820㎏)を、スマートコンストラクションサポート契約とともに発売したと発表した。価格(工場裸渡し消費税抜き)は2,580万円。

 当該機は、コマツがこれまで他のクラスのICT油圧ショベルで蓄積してきたノウハウと技術を活かした系列拡大商品であり、業界初となる7トンクラスの後方超小旋回ICT油圧ショベル。GNSS(全地球衛星測位システム)アンテナと補正情報を用いて算出したバケット刃先の位置情報と、3次元の施工設計データをもとに、作業機(ブーム、アーム、バケット)操作をセミオート化するマシンコントロール技術「インテリジェントマシンコントロール」を実現し、自動停止制御、自動整地アシスト機能などを搭載している。

 また、日本のみちびき(QZSS)を含むマルチGNSSに対応することで衛星受信性能を向上させ、後方超小旋回とも相まって小規模な現場でも扱い易い機体となっている。

 キャブ内には視認性を向上させた情報化施工専用の12インチ大型モニタを搭載し、スムーズに操作を行うことができる。また、車両前方の地形を3次元データ化できるステレオカメラ(KomEye)は、目の前の地形を高速・高精度に計測します。ICT建機以外の従来型の建機が施工した地形や、人の手による施工後の地形を撮影することにより、スマートコンストラクションアプリで最新の地形データへ反映させることができ、効率的な施工進捗の管理を可能とする。

※1. 通称、オフロード法という

※2. 国土交通省が推進する、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」などの施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取組み。

 ニュースリリース

 

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