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牧野フライス、4~9月売上16%増の752億円、通期見通しは9%増の1,680億円

 ㈱牧野フライス製作所が11月1日に発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)連結業績によると、売上高は751億6,100万円(前年同期比16.4%増)、営業利益28億2,300万円、経常利益36億3,100万円、純利益27億6,300万円となった。また、受注は976億3,600万円(前年同期比31.2%増)となった。中国とアメリカでまとまった案件が集中した。

 牧野フライス2017年第2四半期データ

<セグメントⅠ(個別・国内連結子会社)>

 国内受注は、ロボット・半導体製造装置等の部品加工向けが増加し、前年同期を若干上回った。下期は、金型向けに新製品の販売を強化する。部品加工向けは引き続き好調に推移するとみており、前年同期を上回る見通し。

<セグメントⅡ(MAKINO ASIA PTE LTD)>

 アジアの受注は前年同期を大きく上回った。中国でスマートフォン関連向け、自動車の部品加工向けがまとまった。下期も中国のスマートフォンのデザインや機能の高品質化、自動車の燃費改善に伴う高精度化の需要は堅調に続くとみており、前年同期を上回る見通し。

<セグメントⅢ(MAKINO INC.)>

 北米の受注は航空機向けがけん引し、前年同期並みとなった。自動車の部品加工向けは小口案件が中心だった。下期は引き続き航空機向けの需要が継続するとみている。医療、半導体製造装置向けの営業活動を推進し、前年同期を上回る見通し。

<セグメントⅣ(MAKINO Europe GmbH)>

 欧州の受注は、前年同期に航空機向け大型案件があったため減少した。イタリアの自動車産業およびドイツ、スイスの一般産業を中心とした部品加工向けの需要は継続している。下期は部品加工向けに加え、南欧を中心とした航空機向け受注獲得に努め、前年同期を上回る見通し。

 2018年3月期の連結業績は、売上高1,680億円(前期比9.3%増)、営業利益122億円(同26.3%増)、経常利益130億円(同30.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益100億円(同31.6%増)となる見通し。

 ニュースリリース

 

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