㈱ジーテクトは11月9日、スロバキアにおけるアルミ車体部品製造新会社を設立すると発表した。約4,200万ユーロ(約55億4,400万円)を投資して、建屋15,000㎡の工場(工場用地10万㎡)を建設、2019年6月から操業を開始する予定。
欧州高級車市場におけるアルミ車体部品の需要の高まりを受け、欧州完成車メーカーに取引拡大を行ってきた。今回、既往取引先のジャガー・ランドローバー社から、スロバキアにおけるアルミ車体部品を新規受注したことから新会社を設立し、中欧に生産拠点を設立することにした。
既に開示(2017年8月9日)のとおり、英国拠点であるG-TEKT Europe Manufacturing Ltd.は、グロスター工場を拡張し、次世代アルミ車体部品の中核拠点と位置付けている。ブレグジットの状況も踏まえ、英国・中欧スロバキア共和国の 2拠点体制で、マルチマテリアルボディの量産技術向上と、欧州事業の安定した拡大を目指していく。
<新会社の概要>
名称:G-TEKT Slovakia,s.r.o.
所在地:スロバキア共和国・ニトラ
代表者(社長):葛西美幸
資本金:2,800万ユーロ(約36億9,600万円:1ユーロ132円計算)
出資比率:㈱ジーテクト:80%、G-TEKT Europe Manufacturing Ltd.:20%
事業内容:自動車用部品の製造及び販売
土地面積:100,000㎡
建屋面積:15,000 ㎡
主要設備:大型トランスファープレス機、大型ブランキングプレス機
総投資額:約 4,200万ユーロ(約55億4,400万円:1ユーロ132円計算)
操業開始:2019年 6 月(予定)