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日本精工、イスラエルのホイールメーカーSoftWheel社に出資

■最先端のパーソナルモビリティ技術に貢献

 日本精工(NSK)は11月7日、車椅子や自転車などのパーソナルモビリティ向けホイールメーカー、SoftWheel Ltd.(本社:イスラエル・テルアビブ、代表者・CEO:ダニエル・バレル、以下、SW)への出資を行ったと発表した。

 NSKは、MOTION & CONTROL™を通じ、円滑で安全な社会への貢献を目指すという企業理念のもと、国内外で新しいパーソナルモビリティの開発を進めるベンチャー企業への投資を進めている。SWへの出資は、WHILL社(本社:アメリカ・カリフォルニア州、代表者・CEO:杉江理)への出資・協業に続くもので、パーソナルモビリティ市場との更なる接点強化を図る。また、将来的には、これまでにNSKが築いてきた技術とノウハウと、ベンチャー企業の技術を融合させることで、新しい動きをつくることを目指す。

■“ソフトホイール”(ソフトホイール社製品)について:

 サスペンション機構を内蔵したソフトホイールは、街中でのモビリティ使用の快適性と省エネ性の改善を目標に開発された。その機構は、くぼみ、階段、未舗装道路などの障害物に出くわしたときのみ衝撃を吸収するようにデザインされており、車椅子、自転車、車に活用することで、快適でスムーズそしてユーザー・フレンドリーな乗り心地の実現に役立つ。   

 また、一般的には硬く快適性に劣るとされる中空ではないノンパンクタイヤと組み合わせれば、スムーズで快適な乗り心地を犠牲にすることなくパンクによるメンテナンスの手間も省けることになる。大都市圏を中心に急拡大しているシェア自転車へのソフトホイール採用が進めば、メンテナンスコストが課題のシェア自転車産業に変化が生じることも期待される。

<SoftWheel Ltd.>

 ソフトホイール社は、車輪を再発明することを目的として2011年に設立され、これまで北米と欧州の車いす市場で順調に事業展開を進めてきた。現在は、更に大いなる発展を目指し、世界でシェア自転車運営会社との協業を開始させる一方で、自動車やその他の産業への展開も視野に入れた製品開発に取り組んでいる。

<日本精工株式会社>

 NSKは、ベアリングの開発・製造を1916年に日本で初めて成功させて以降、ベアリングをはじめとして様々な革新的な技術・製品を生み出し、100年にわたってグローバルに産業の発展と環境の保全に貢献している。

 ニュースリリース

 

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