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ジェイテクト、北米市場Utility Task Vehicle用 電動パワステ開発で量産開始

 ㈱ジェイテクトは11月7日、北米におけるUtility Task Vehicle用電動パワーステアリング(以下EPS)製品、I-EPSを開発し、量産を開始したと発表した。奈良工場で生産、年間8,000台を生産する。

 Utility Task Vehicle(以下UTV)とは北米市場で農場などの私有地で荷物の搬送や移動に使用される多目的車両。従前では油圧のパワーステアリングを採用し、30km/hの走行をしていたが、60km/hでの走行ニーズに応えるため車速に応じたアシスト制御を可能とするEPSが求められるようになった。同社製EPSのUTV採用は初めてとなり、クボタUTV「RTV-XG850」に搭載した。

 ジェイテクトとしては乗用車の使用環境とは異なる車両での搭載となり、クボタ製UTVでのEPSは初めての採用ということもあり、ジェイテクトのテストコース伊賀試験場をはじめ様々な施設で製品の評価・解析を合同で実施し、量産を実現した。

 ジェイテクトは今後も高精度なアシスト制御や将来的には自動運転化のニーズが求められる、農業機械、産業機械へのEPSの提案を行っていく。

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