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UACJ、約160億円投じて福井製造所に自動車パネル用アルミニウム材製造設備を新設

 UACJは10月30日、日本市場における自動車パネル用アルミニウム材の今後の旺盛な需要に対応するため、福井製造所に専用の熱処理および表面処理設備を新設すると発表した。投資額は約160億円。生産能力は年間約10万トン。2020年1月の稼働開始を予定している。

 各国の環境規制が増す中、世界の自動車メーカーが燃費向上や電気自動車の航続距離改善を目的とした車体の軽量化を進めている。車体の軽量化を実現する手段としてパネル材や構造材に軽量なアルミニウム素材を採用する動きが活発化しており、日本国内においても需要拡大が加速している。

 現在、同社では名古屋製造所で自動車用パネル材や熱交換器材を製造しているが、需要拡大に対応するためには専用の生産設備の増強が必要と判断し、今回の設備投資を決定した。

<設備投資の概要>

所在地:福井製造所(福井県坂井市)敷地内

設備投資の内容: 熱処理設備および表面処理設備、スリッター設備、建屋等

設備投資予定額:約160億円

稼働開始:2020年1月予定

生産能力:約10万トン/年

 ニュースリリース

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