kikai-news.net

国際協力銀、リンテック(滋賀県)が実施するマレーシアの設備増設を支援

 国際協力銀行(JBIC)は10月31日、㈱リンテック(本社:滋賀県、磯田 頼孝社長)のマレーシア法人JPLINTEC INSTRUMENTS SDN. BHD.(以下JPLI)との間で、融資金額50百万円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。滋賀銀行との協調融資によるもの。今回の融資は、JPLIがマレーシアのペナン州で行う質量流量制御機器*1の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産設備の増設に充てられる。

 リンテックは、主に半導体製造に用いる質量流量制御機器の製造・販売を行う、1987年設立の中小企業。東南アジア地域では経済成長を背景に半導体のニーズが増加しており、それに伴って半導体製造のキーデバイスとなる質量流量制御機器の需要拡大が見込まれている。そのような状況を踏まえて、リンテックはJPLIを通じた事業拡大を企図している。融資は、こうしたリンテックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

*1 質量流量制御機器とは、各種気体及び液体の正確な質量を計測・制御する機器であり、半導体製造、液晶パネル製造工程で使用される機器。

 ニュースリリース

モバイルバージョンを終了