コマツは11月1日、建設機械で培ってきた油圧・制御技術を随所に織り込み、オフロード法(※1)2014年基準に適合した油圧駆動式の新型フォークリフト「FH100-1」、「FH120-1」、「FH135-1」、「FH160-1」(10~16トン車)を発売すると発表した。
新発売の4機種は、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、特定特殊自動車排出ガス2014年基準をクリアした新世代エンジンを新たに搭載している。FHシリーズの特徴である油圧駆動式トランスミッション「電子制御HST(Hydro-Static Transmission)」、エンジン出力を無駄なく活用する油圧システム「可変ポンプCLSS(Closed-center Load Sensing System)」、また、それらを高度に制御するコントロールシステムを採用することにより、高負荷作業時における燃料消費量をコマツ従来機(トルクコンバータ方式車両)に比べ最大30%低減(※2)した。
また、機械稼働管理システム「KOMTRAX」を標準搭載し、顧客の車両管理業務を幅広くサポートする。さらに、車両モニタには鮮明で見やすいフルカラーマルチモニタを採用し、エコゲージ等の表示により省エネ運転のサポートも行う。
<公表価格>
・FH100-1(10.0t車) 19,000千円 ・FH120-1(12.0t車) 20,100千円
・FH135-1(13.5t車) 21,250千円 ・FH160-1(16.0t車) 22,550千円
<販売目標> 80台/年(国内のみ、4機種合計)
※1.オフロード法:特定特殊自動車排出ガスのNOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)排出量の規制等に関する法律。
※2.コマツ従来機との比較(当社テスト基準による)。実作業では作業条件により異なる場合がある。