kikai-news.net

住友電工、中国広東省の子会社で水処理膜モジュール生産能力を1.5倍に増強

 住友電気工業は10月30日、水処理膜モジュールの生産能力を従来の1.5倍にあたる年産50万㎡にすると発表した。中国広東省にある同社グループ子会社中山住電新材料有限公司(以下、ZSH、本社:中山市)に設備投資を実施、2018年3月から稼働する。住友電工は、水処理膜モジュールの生産能力拡大とともに、対象用途の拡大も図り、今後も中国を初めとするアジア諸国への水処理膜製品やサービスの提供に努めていく。

 中国では、経済発展に伴い水質汚染が深刻な問題となっており、全国の水環境を段階的に改善することを目的に水汚染防止行動計画(水十条)が掲げられている。

 住友電工は、ZSHで「汚れにくい」「長寿命」といった特徴を持つPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製水処理膜(ポアフロン(R))モジュールを製造し、中国市場等へ販売している。今回の設備投資は、近年の環境規制の実効強化を背景に、伸長著しい需要に対応する。

 ニュースリリース

 

モバイルバージョンを終了