日華化学は10月27日、鹿島工場(茨城県神栖市)に第二工場を建設するとともに、閉鎖を決めていた関東工場の閉鎖を延期すると発表した。
日華化学は、付加価値の高い特殊樹脂等を中心とした化学品新規事業の販売拡大に対応するため、国内生産体制を確立するとともに、関東工場の一部生産機能を統合・集約し、合理化・効率化することを目的に、鹿島工場二期工事を実施する。同事業を通じて、新しい基盤事業を確立し、中長期経営計画の達成を目指す。
また、関東工場の閉鎖延期については、関東工場における設備でのみ生産可能な製品の受注量増に対応するため、同工場の閉鎖を2020年以降に延期する。
<取得資産の内容>
名称:鹿島工場二期工事
所在地:茨城県神栖市
建築面積:3,850㎡
延床面積:6,190㎡
内容:第2工場建屋等建設(一般界面活性剤及び特殊樹脂等製造設備の設置)
取得額:約36億円
工事着工:2018年4月(予定)
工事竣工:2019年6月頃(予定)
稼動:2019年7月頃(予定)
<関東工場の概要>
所在地:千葉県旭市
土地面積:約32,000㎡
生産能力:約3,000トン/年
設立年:昭和45年
生産品目:繊維加工用薬剤等及びその原料
帳簿価額:150百万円(建物、設備、土地等合計)
閉鎖予定:2020年度以降