㈱ジェイテクトは10月27日、モロッコでジェイテクト初めての生産拠点「JTEKT AUTOMOTIVE MOROCCO S.A.S（JAMO）」を９月に設立しているが、モロッコ政府との間で基本的な考え方および持続的且つ、良好な関係発展を目的として、25日に調印式を開催したと発表した。今後、自動車部品の需要が飛躍的に伸びる期待が高まるモロッコで、JAMOは電動パワーステアリングの生産・供給により、各メーカーのニーズに、迅速かつ的確に応えていく。
ジェイテクトでは、これまで日本をはじめ、世界各地で培ってきた電動パワーステアリングの技術、生産ノウハウを活かし、安定した高品質の製品を生産し、北アフリカ地域を中心とした自動車産業の発展に貢献していく。
ジェイテクト初の北アフリカでの生産拠点を足がかりとして、市場に期待されている省エネルギー性に秀でた製品を在モロッコの顧客、あるいは北アフリカ並びに中東のマーケットに提供できるように活動を進めていく。
また需要の拡大に伴い、拠点の強化を図るとともに現地開発区と連携し、ローカルサプライヤの発掘・育成を推進し、モロッコの発展に資する活動を展開していく。
＜新工場の概要＞
会社名：JTEKT AUTOMOTIVE MOROCCO S.A.S.（JAMO）
所在地：モロッコ王国 タンジェ州 タンジェ オートモーティブ シティ内
設立：2017年9月
資本金：9,600千ユーロ（約12億円）
出資比率：JTEKT EUROPE S.A.S. (および JTEKT AUTOMOTIVE LYON S.A.S.) 100%
投資額：約31億円
社員数：約60人 (開始時点)
生産能力：約23万台/年 (開始時点)
敷地面積：約65,000m²
建屋面積：約11,000m²
工場竣工：2019年2月 (予定)
生産開始 ：2020年央 (予定)
投資額：電動パワーステアリングシステムの製造・販売