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JFEエンジニアリング、リトアニア・カウナス市の廃棄物発電プラントを受注

■スタンダードケッセル・バウムガルテ社のボイラ技術が高評価

 JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)の子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下SBG社)は10月25日、リトアニア国カウナス市で同国最大の廃棄物発電プラント(画像:完成予想CG)を受注したと発表した。受注したのはプラントの主要機器である炉・ボイラ設備一式。

 リトアニアでは、都市ごみの大部分を埋め立て処分してきたが、近年ではEUおよび同国の環境政策により処分場が逼迫し大きな問題となっている。こうした背景に加え、ごみ焼却時の廃熱も有効活用できる廃棄物発電プラントへ注目が高まっている。

 今回SBG社が受注したのは、リトアニア政府系エネルギー会社であるリトヴォス・エネルギア社とフィンランド政府系エネルギー会社であるフォータムグループが共同出資して設立された特別目的事業体UAB カウノ コゲネラツィネ ヤゲイネ社が計画する廃棄物発電プラント。このプラントは、1炉で年間約20万tの廃棄物(一般廃棄物、産業廃棄物、下水汚泥)を処理し、電気と暖房用の熱源をカウナス市に提供する。

 SBG社はこれまで、100を超える廃棄物発電プラントの設計・建設を手掛けてきた。こうした実績に加え、高効率発電のために必要となる、廃棄物を燃料にして高温高圧蒸気を発生させるボイラ技術が高く評価され、今回の受注に至った。

 ニュースリリース

 

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