㈱豊田自動織機は10月20日、国際的に権威あるドイツのデザイン賞「Red Dotデザイン賞※1」のデザインコンセプト部門※2を受賞したと発表した。
今回受賞した燃料電池トーイングトラクター※3は、2016年の国際総合物流展にコンセプトモデルとして参考出品したもので、その先見性、将来性などが評価されての選出となった。授賞式は、10月18日にシンガポールのレッドドット・デザイン・ミュージアムで開催され、同社デザイナーが表彰を受けた。
※2 Red Dot Award: Design Concept 2017
※3トーイングトラクター:工場内や空港、港湾で多数の荷物をけん引する物流機器
<Red Dotデザイン賞の概要>
ドイツのノルトライン・ヴェストファーレンデザインセンターが主催する1955年から続くデザイン賞で、ドイツのiFデザイン賞、米国のIDEA賞とともに世界3大デザイン賞として知られている。今回受賞したデザインコンセプト部門は、未発売の製品・サービスを対象とした賞で、54カ国から4,724件がエントリーし、そのうち240件が受賞した。
<受賞製品の概要>
環境にやさしい水素社会を見据え、同社燃料電池フォークリフト技術を応用した燃料電池トーイングトラクターコンセプト。短時間の水素充填でバッテリー車並みの稼動時間を実現し、顧客のさらなる作業の効率化に貢献するもの。先進の燃料電池システムを覆う産業車両らしい強靭な外装と、IoTを活かした、人にやさしいシンプルな運転席周りのデザインが特徴。