CNH Industrial N.V.(CNHi、ロンドン)は10月19日、米国ミネソタ州BensonにあるCaseIHの工場が「World Class Manufacturing」(WCM、世界クラスの製造業)プログラムでブロンズレベルを取得したと発表した。この工場では、コットンピッカー、フローター、スプレイヤー、FlexAirアプリケーターなどのCase IH農業用具を製造している。
1958年に創立されたBenson工場には、R&Dセンターがあり、300人以上の従業員を雇用している。ここで製造された製品は、アジア太平洋地域(APAC)、中南米(LATAM)、ヨーロッパ、中東およびアフリカ(EMEA)および北米(NAFTA)の20以上の市場に輸出されている。
WCMは、製造工場およびプロセスの統合管理の世界的な製造業界最高水準の基準の1つ。傷害ゼロ、欠陥ゼロ、故障ゼロ、廃棄物ゼロなどの目標を特定することで、生産プロセスからの無駄や損失をなくすように設計された、継続的な改善に基づく柱構造のシステム。改善を証明するために、定期的な第三者監査のシステムは、すべてのWCM pillars(WCMの柱)を評価し、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3つの達成レベルの基礎となる各プラントの総合スコアを形成する。Benson工場は、安全性、重点的な改善、組織のコミットメントの柱の領域で高い評価を受けた。
組織のすべての要素を管理するためのこの統合モデルは、企業の技術的および組織的コンポーネントの効率を向上させ、市場の競争力を最大化することに重点を置いている。CNHiプラントでのWCM原則の広範な使用により、効率的なプロセスと、CNHiが運営するすべての工場および国で普遍的に認められている言語に基づいて、会社全体が共通の文化を共有できる。