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日野自、約18.9億円投じてロシアに年間2,000台規模の組立工場建設

 日野自動車は10月10日、ロシアに組立工場を建設することを決定したと発表した。10月9日、モスクワ州政府庁舎でモスクワ州とHino Motors Sales LLC(日野ロシア)間の協力契約の調印式を行った。調印式には、同州のアンドレイ・ヴォロビヨフ知事、デニス・ブツァエフ副議長 兼 投資・イノベーション担当大臣、日野の毛利副社長、日野ロシア関係者らが出席した。新工場での生産開始は、2019年を予定している。

 日野は2008年にロシア市場に参入した。以来、中・小型トラックを中心に、品質や耐久性などの面で高い評価を得ながら販売台数を拡大、2017年9月末現在で累計約1万2,000台を販売している。今後、ロシア市場は大きく成長することが予想される中、さらなる販売拡大のための競争力強化と現地に根付いたHINOブランドの確立を目指して、現地組立することを決めた。

 建設する組立工場は、モスクワ中心部から北西へ約1時間、シェレメーチエヴォ国際空港から約15分とアクセスが良い立地。2018年春に着工し、2019年央に生産を始める計画で、生産台数は年間約2,000台、新たに約50名の雇用創出を見込んでいる。今回の組立工場建設に関わる投資の総額は約18.9億円(約10億RUB)を見込んでいる。

<新工場の概要>

所在:ロシア連邦モスクワ州ヒムキ市

敷地面積:約5万㎡

生産車種と生産開始時期:中型トラック:2019年央(予定)、小型トラック:2020年央(予定)

生産能力:約2,000台/年 (中型トラック、小型トラック合算)

<日野ロシアの概要>

名称:Hino Motors Sales LLC.

本社所在地:ロシア連邦 モスクワ市(142, Volokolamsk Highway, Moscow, 125464 Russian Federation)

代表者:大森 啓之

資本構成:日野 65%、三井物産35%

設立:2008年7月

主な事業内容:日野トラックの販売

主な拠点:2か所(本社、ウラジオストク支社)

従業員数:56人(2017年9月末現在)

 ニュースリリース

 

 

 

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