■電動化・自動運転分野のグローバル生産体制を強化
現在、DMTNは、デンソーグループにおける北米最大の生産拠点として、主に、オルタネーターやスターターなどの電装品、メーターやヘッドアップディスプレイなどの情報安全製品、またエンジンECU(Electronic Control Unit)などの電子部品を生産している。
今後、北米地域においても、電動化や自動運転、高度運転支援など、新しい分野における製品の需要拡大が見込まれている。今回の投資では、主にこれらの分野における生産能力を増強するため、工場建屋の拡張、生産設備の新設、増強を行う。また、新たに約1,000名の従業員を採用し、現地での生産体制の強化を図る。
デンソーは、1966年のシカゴ事務所開設を皮切りに、50年以上にわたり、米国での事業を展開してきた。また生産面では、1984年のミシガン工場の開設以来、現地生産を拡大し、現地に根ざしたオペレーションを行ってきた。今後も、環境や安心・安全といった重点分野における投資を進めるとともに、地域の顧客のニーズに応えることで、現地経済および自動車産業の発展に貢献していく。
<DMTNの概要>
社名:DENSO MANUFACTURING TENNESSEE, INC.
設立:1988年
所在地:1720 Robert C. Jackson Drive, Maryville Tennessee 37801, U.S.A.
社長:Jack Helmboldt
従業員数:3,665名 (2017年3月末時点)
事業内容:電装品、情報安全製品、自動車用電子部品の製造