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タクマ、日本海水からバイオマス発電設備を受注

 ㈱タクマ(本社:兵庫県尼崎市)は9月26日、㈱日本海水(本社:東京都千代田区)からバイオマス発電設備を受注したと発表した。

 日本海水は製塩業界におけるリーディングカンパニーで、環境事業をはじめとして水事業や農業事業など、製塩事業で培った技術をベースに新規事業開発に取り組んでいる。2014年度には同社赤穂工場で老朽化した製塩用ボイラの更新にあたり、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の活用及びCO2削減や雇用の創出などの社会貢献を勘案したうえで、天然ガスボイラと木質バイオマス発電所(第1バイオマス発電所)を建設し、本格的に電力事業に参入している。

 受注した発電設備は、日本海水・赤穂工場における2件目のバイオマス発電所として建設するもので、PKS(パーム椰子殻)や、これまで有効に活用されてこなかった樹皮、また、間伐材等の未利用材等を燃料として利用する予定。発電出力は30,000kWで、発電した電気は「FIT制度」の設備認定を受け、電気事業者への売電が計画されている。

 バイオマスを燃料とするボイラは、タクマが最も得意とする商品のひとつで、1950年代から木質チップやバガス(さとうきびの搾りかす)のボイラを国内外に合わせて600缶以上納入している。2012年7月の「FIT制度」の開始により、安定的な収益が見込めるようになったことから、バイオマス燃料を用いた発電事業への取り組みが活発化している。タクマは、これまで培ってきた技術とノウハウをもとに多種多様なバイオマスの特性に応じた最適システムを提案し、顧客ニーズに応えていく。

<設備の概要>

工事名称:赤穂西浜バイオマス発電所建設工事

設置場所:兵庫県赤穂市

発電規模:30,000kW

主な燃料:PKS、樹皮、間伐材等の未利用材等

完成予定:2020年6月

 ニュースリリース

 

 

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