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安川電機、新たな産業自動化革命の実現に向けたソリューションコンセプト“i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)”を始動

 ㈱安川電機は10月5日、2025年ビジョン(注2)に掲げている「新たな産業自動化革命の実現」に向け、これまでのソリューションに「デジタルデータのマネジメント」を加え、さらに進化・実行する新たなコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」(注3)を始動したと発表した。

 安川電機は1970年代に「人と機械が共生する自動化工場“アンマンドファクトリ”」を唱え、顧客が日々直面している製造現場の生産性向上と高い品質要求に対して、サーボ、インバータ、そしてロボットといったメカトロニクス(注1)の技術と製品で、様々な現場の自動化やデジタル化など多くのソリューションを提供してきた。

 今回始動した「i³-Mechatronics」におけるデジタルデータのマネジメントは、従来、顧客の機械・設備を充実させるためのコンポーネントを中心としたソリューションの提供に加え、その機械・設備を実際に稼働させた後のデータ活用による生産性の向上、高い品質の確保・維持、そして、止まらないラインの実現といったソフト面でのデジタルデータソリューションを結集させトータルで提供していくもの。

 生産性の向上では、生産状況のリアルタイムな可視化、装置間の連携や搬送、ビッグデータの活用によるタクトタイムの短縮などを実現する。高い品質の維持・確保では、品質に関連するデータの分析と解析により、検査の均一化や周囲環境変化への追従による精度向上などを行う。止まらないラインの実現では、AI(人工知能)を活用した機械・設備の故障予知や寿命の最適予測、AR(拡張現実)を活用したメンテナンス、VR(仮想現実)によるロボットへのティーチングなどを通じて、コンポーネントのパフォーマンスを最大化させ、工場ラインの生産自動化やデジタル化のさらなる拡大を推進していく。

 顧客の様々なニーズに対して、ただ単にコンポーネントや機械を提供したり、パッケージ化された垂直統合なソリューションを提供したりするのではない。安川電機がこれから新たに提供するものは、競争力のあるハードウェアとソフトウェアを融合したソリューションであり、顧客における新たな価値を創造していく。

<今後の予定>

 このコンセプトは東京ビッグサイトで開催される2017国際ロボット展(2017年11月29日(水)~12月2日(土))とシステムコントロールフェア2017(2017年11月29日(水)~12月1日(金))で披露していく予定。また2018年6月に開所予定の“安川ソリューションファクトリ(埼玉県入間市)”においても「i³-Mechatronics」のコンセプトを投入した新たな産業自動化革命の検証を自ら進めていく。

(注1)メカトロニクスのコンセプトは安川電機が1960年代後半に、お客様の機械装置と当社の 電機品を融合し、より高い機能を発揮できるようにとの考えから世界に先駆けて提唱

(注2)2025年ビジョン[http://www.yaskawa.co.jp/company/vision]

(注3)「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」は安川電機が2014年6月に商標登録

 ニュースリリース

 

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