■2021年売上52憶円めざす
ヤンマーは10月5日、トルコに現地法人YANMAR TURKEY MAKINE A.S.(ヤンマートルコ機械株式会社)を設立(9月29日)したと発表した。
ヤンマーは2016年8月にトルコ駐在事務所を開設し、マーケティング活動および市場調査を進めてきた。このほどトルコに現地法人を設立し、本格的にトルコおよび周辺地域でビジネスを展開することで、現地のエネルギー変換の効率化や、農作業の省力化に繋がるソリューションを積極的に提案していく。
トルコでは2023年の建国100周年に向け、インフラ整備や大規模住宅の建設などの建設投資の成長が続いている。このような建設ラッシュを背景に、効率的な発電が可能な常用発電機や、非常時に予備電源として活躍する非常用発電機の需要がさらに高まることが期待できる。今後、新たに建設される建物に、常用・非常用発電機などの製品を販売することで、現地における安心・安全なインフラ構築に貢献していく。
また、トルコは農業GDPにおいて欧州で第1位、世界第7位の農業大国だが、一方で農家数はこの10年で約2割減少しており、一部の地域では担い手の確保が課題となっている。このような状況の中、ヤンマーの高機能な農業機械を提案していくことで、農作業の効率化および省力化に寄与していく。
今後、現地のニーズとマッチした製品を供給し、トルコおよび周辺地域のエネルギー変換の効率化や、農作業の省力化に貢献することで、顧客の課題を解決するとともに人々のより豊かな暮らしの実現を目指す。
<現地法人の概要>
社名:YANMAR TURKEY MAKINE A.S.(ヤンマートルコ機械株式会社)
代表者:社長 Aykut Sengul
所在地:トルコ共和国 イズミール市
事業内容:農業機械および常用・非常用発電機の販売事業
設立(登記日):2017年9月29日
資本金:5,000千トルコリラ (日本円 約1.87億円)
出資:YANMAR EUROPE B.V. 100%
売上規模:約52億円(2021年度計画値)