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帝人、パラ系アラミド繊維「テクノーラ®」の増産稼働を開始、約15億円投資

 帝人は10月3日、約15億円を投じて松山事業所で生産しているパラ系アラミド繊維「テクノーラ」の生産増強を進めてきたが、このほど全ての対応を完了し、稼働を開始したと発表した。今回の「テクノーラ」の生産増強により、帝人は多様化するグローバル需要への対応力を強化していく。

 「テクノーラ」は、帝人が独自技術により開発し1987年に商業生産を開始したパラ系アラミド繊維で、今年で生産30周年を迎える。特に耐衝撃性、耐疲労性、耐湿熱性、耐薬品性などに優れ、伝動ベルトやホースなどのゴム補強や地盤補強など、過酷な条件下における用途展開が進んでおり、近年はほぼフル稼働での生産を続けています。「テクノーラ」の需要は2014年度以降さらに拡大しており、「テクノーラ」ならではの用途を中心に、引き続きグローバル市場において成長が予想されている。こうした需要拡大や市場成長を背景として、帝人は2016年3月に「テクノーラ」の生産増強を決定していた。

 

<生産増強の概要>

工場所在地:帝人株式会社 松山事業所(北地区)内(愛媛県松山市北吉田町77番地

増強規模:対増強前比 約10%

投資額:約15億円

着工時期:2016年6月

 ニュースリリース

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