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国際協力銀行(JBIC)、ジェイテクトによるインド法人の買収資金を融資

 国際協力銀行(JBIC)は9月29日、「海外展開支援融資ファシリティ」1の一環として、三菱東京UFJ銀行(BTMU)との間で、㈱ジェイテクトによるインド法人Sona Koyo Steering Systems Limited(SKSSL)(本社:グラガオン)の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結したと発表した。JBICがBTMUとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、同行を通じて融資を行うもの(買収総額約8,405百万インドルピーに対し、JBIC融資承諾額53.5百万米ドル限度)。*インドルピーは約1.73円。

 SKSSLは、インドにおいてステアリング関連部品の製造・販売を行う企業。ジェイテクトは、ステアリングシステム等の製造・販売を行う企業であり、自動車用ステアリングの分野で世界トップシェアを有している。SKSSLとジェイテクトは、ジェイテクトの前身である光洋精工が1985年に技術提携契約を締結して以来、インドにおけるステアリング事業での連携を進めてきた。

 ジェイテクトは中期経営計画において、世界トップシェアを維持するため供給体制の整備等に取り組む方針を掲げている。こうした方針の中、SKSSLの経営の支配権を取得することにより、グループ一体となった事業運営を実現するとともに、経営の効率化や競争力の強化を進めることで、今後も成長が見込まれるインド市場における事業基盤を強化することを企図している。

 融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するもの。

 ニュースリリース

 

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