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日野自動車、約110億円投じて米国に新工場、生産集約しキャブを生産

■2019年には投入予定の中型トラックの高馬力モデルも生産-

 日野自動車は9月28日、米国において生産のさらなる現地化に向けた約1億ドル(約113億円)の投資を決定したと発表した。ウェストバージニア工場(ウィリアムズタウン)の近隣の工場(ミネラルウェルズ)を取得し、生産工程を集約して効率化を図るとともに、キャブを現地生産する。新工場では、2019年に新たに市場投入予定の中型トラックの高馬力モデルの生産も行う予定。重要市場である米国において、さらなる競争力の向上を図る。

 日野は、将来にわたる持続的成長のため、米国をはじめとする米州を日本、アジアに次ぐ第3の柱とすべく、「良い商品」と「トータルサポート」を提供するという基本方針に基づき事業強化に注力している。米国における「良い商品」への取組みとして、商品ラインアップの拡充および生産の現地化を推進することで、顧客ニーズに応える商品を最適なタイミングで提供できるよう進めてきた。

■ウェストバージニア工場の近隣工場を取得、2019年初に稼働開始

 この一環として、生産のさらなる現地化のため、ウェストバージニア工場の近隣工場を取得することを決定した。まずは現工場と周辺に分散している生産工程を集約し効率化を図り、次ステップとして現在日本で行っている北米専用車のキャブ生産を同工場へ移管する。これらにより、商品供給のリードタイムを短縮するとともに、将来の販売増を見据えた体制も整え、競争力強化を図る。今回の投資額は約1億ドルを見込んでいる。

 新工場は2019年初より稼働を開始、中型トラックの高馬力モデルの生産も始める。続けてキャブの現地生産を開始する計画。2020年初には2直化を予定しており、新たに約250人の雇用増を見込んでいる。また、その後もキャブ生産開始等に伴って更なる雇用創出を見込んでいる。

 日野はこれからも顧客の多様なニーズに合った「良い商品」をタイムリーに届けていくことに加え車両の稼働を支える「トータルサポート」をよりいっそう強化し、チームHINOとして現地に根付いた取り組みを通じ、米国の顧客のパートナーとしてともに成長していくことを目指す。

 日野自動車のアメリカ新工場計画

 日野自動車のアメリカ拠点

 日野自動車の海外拠点

 ニュースリリース

 

 

 

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