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三菱電機、約30億円投じ中国のFA機器生産会社の第二工場を拡張、サーボモータなどの需要拡大に対応

 三菱電機は9月27日、中国のFA(ファクトリーオートメーション)機器生産会社である三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司(江蘇省常熟市)の第二工場を2倍に拡張すると発表した。約30億円を投じて、建屋約1万500㎡(延床面積約2万1,000㎡)の工場を建設、2018年10月から稼働を開始し、中国でFA機器事業の拡大を図る。

 近年、中国では製造業における自動化・省力化に加え、「中国製造2025」などの知能化・IoT化を進める国家プロジェクトや産業振興策による投資が活発化しており、FA機器需要も大きく拡大している。

 三菱電機は三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司第二工場を2017年4月に稼働し、拡大するFA機器需要に対応してきたが、今後も更なる需要の増加が見込まれることから、第二工場を約2倍に拡張し、FA機器の生産体制を強化することを決めた。

 また、2017年7月に常熟市内に開設された「常熟グリーン智能製造技術イノベーションセンター(※2)」とともに、FA統合ソリューションを適用したモデル工場として、顧客に次世代ものづくりの活用事例を紹介し、中国でのe-F@ctory導入拡大を目指す。

<第二工場拡張の概要>

所在地:江蘇省常熟高新技術産業開発区東南大通3号(三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司内)

拡張面積:約10,500㎡(延床面積 約21,000㎡)

構造:鉄筋コンクリート造、地上2階建

主な生産予定製品:サーボモータをはじめとするFA機器

稼働開始予定:2018年10月

投資額:約30億円(建物・生産設備含む)

環境・省エネ対策:e-F@ctory(イーファクトリー)(※1)を活用したエネルギー管理システム、LED照明

 ※1 FA技術とIT技術を活用し、開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減するFA統合ソリューション

 ※2 常熟市が製造業の振興を目的に設立。同展示コーナの設立を支援し、当社からe-F@ctoryソリューション、工場・ビルの省エネ支援機器・省エネ監視システム、e-F@ctory Allianceパートナーのソリューションを展示(2017年7月11日広報発表)

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