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トヨタ、米国でユニット生産、更なる現地化に3.7億ドルを投資

■2020年より、米国で初めてとなるハイブリッドパワートレーンを生産

 トヨタ自動車㈱の北米事業体であるToyota Motor North America(以下、TMNA)は9月27日(米国時間26日)、米国で初めてとなるハイブリッドパワートレーンの生産の他、エンジンなど主要部品の更なる現地化を進めるため、米国の5つの工場へ計3億7,000万ドルを投資すると発表した。

 具体的には、2020年より、米国で初めてとなるハイブリッド用トランスアクスルの生産をToyota Motor Manufacturing West Virginia, Inc.(以下、TMMWV)で開始、それに伴い、Bodine Aluminum, Inc.(以下、Bodine)ジャクソン工場で、ハイブリッドトランスアクスル用ハウジングおよびケースの生産を開始する。

 また、Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.(以下、TMMK)ではTNGA*2.5Lエンジンの生産能力を拡大、それに伴い、Bodineジャクソン工場で2.5Lエンジンブロック、およびBodineトロイ工場で2.5Lシリンダーヘッドの生産能力を増強する。TMMALではTNGAエンジン生産のための工場刷新を行うとともに、新規雇用50名を予定している。

■トヨタ米国での投資内容

Toyota Motor Manufacturing, KY – $120,960,000

Bodine Aluminum Jackson, TN – $14,500,000

Toyota Motor Manufacturing, WV – $115,300,000

Toyota Motor Manufacturing, AL – $106,000,000

Bodine Aluminum Troy, MO – $17,050,000

■トヨタ米国での投資内容 (PDF)

 TMNAのCEOであるJim Lentz(ジム・レンツ)は、「今回の投資は、需要のあるところで車両および部品の生産を増やしていくというトヨタの長期的コミットメントに基づく判断である。将来にわたり、お客様、販売店のニーズを満たす生産体制を構築していく」と述べた。

 TMNAの生産担当上級副社長のJeff Moore(ジェフ・モア)は、「今回の5工場に対する投資は、最新のTNGAエンジンの生産能力を拡大し、トヨタのコア技術であるハイブリッドパワートレーンの現地化を進めるものである。この判断は、トヨタの北米生産に対する信頼とグローバル競争力への自信を示している」と述べた。

 トヨタは既に米国で300万台以上、グローバルで1千万台以上のハイブリッド車を販売しており、ハイブリッド技術の開発で培った技術を生かし、更なる車両の電動化に向け、開発を加速していく。

 *Toyota New Global Architectureの略で、トヨタが全社を挙げてグローバルに取り組むクルマづくりの構造改革。パワートレーンユニットやプラットフォームなどを一新し、全体最適を考え新開発することにより、クルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目指す

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