川崎重工業は9月26日、従来ロボットを導入してきた産業分野に加え、電気・電子業界、食品業界を中心とした小型ロボット導入ニーズの高まりを受けて、最大可搬質量7kgの6軸垂直多関節ロボット、「RS007N」(画像:税別価格265万円)「RS007L」(同275万円)の2機種を発売開始すると発表した。これにより組立、ハンドリング等の作業に要求される動作性能、環境性能に優れた2機種が、Rシリーズのラインアップに加わる。
「RS007N」「RS007L」は、Rシリーズの持つ優れた特長を活かしつつ、アーム構造の見直しと本体の軽量化により、クラス最速の動作速度と広い動作範囲を実現した。「RS007N」は730mm、「RS007L」は930mmのリーチ長を有しており、フレキシブルな生産設備構築に貢献する。
Rシリーズは、可搬質量3kgから80kgまで豊富なバリエーションを揃えてさまざまな用途に対応してきた。今回追加する「RS007N」「RS007L」は、人手作業をロボットに置き換えたいといった各産業分野のニーズに応えるために、これまでのRシリーズラインアップを見直したもの。これにより可搬質量10kg以下の小型ロボットマーケットニーズに、よりきめ細かく対応することが可能となる。