専門の市場調査会社である英Off-Highway Researchは9月25日、中国の高所作業車・台市場(powered access industry、以下、高所作業車)は2014年から2016年にかけて倍増したが、2020年には再び倍増(見込み)するとのレポートを発表した。
今回の調査では、中国の高所作業車(ブーム・シザー・リフトの3タイプ)市場を調査している。この部門は、2010年代を通じて継続的に2桁台の伸びを見せてきたが、他のタイプの建設機械や吊り上げ装置の市場は激しい景気後退を経験した。
「高所作業車のコンセプトは1990年代初めに中国で導入され、現在業界は大きな可能性を秘めたものになっています。この最近の成長はより成熟した一般経済によって支えられ、多数のレンタル事業の中国におけるプレゼンスは引き続き需要を刺激するだろう」とOff-Highway Researchは述べている。
Off-Highway Researchの予測によれば、中国におけるレンタルの継続的な開発と、近年買収された高所作業車の置き換えは、2021年に4万台に達すると見込まれている。 これは、高所作業車の積極的な需要が10万台以上に増加することが予想される。
国内の成長が中国の高所作業車生産増加を刺激する一方、同国はこの種の機器の主要な輸出拠点となっていると指摘している。過去3年間で輸出は生産の64〜71%で実施されており、国際的なOEMおよび国内の製造業者は、中国の製造能力を使用して世界市場に対応している。
86ページにわたるこのレポートは、歴史的な市場規模、高所作業車の種類と高さクラスによる売上高、国内メーカーと海外OEMの生産、貿易、市場シェア、マーケティングと流通の手配、価格設定、5年間の需要予測を掲載しているとのこと。